里山暮らし5日間 ツアー参加レポート(2021年11/17~11/21)

青木様より、『里山暮らし5日間』<br>ツアーレポート頂きました。
青木様より、『里山暮らし5日間』
ツアーレポート頂きました。

20代、女性、東京よりご参加

「丹波篠山 里山暮らし5日間〜人とつながる旅」に参加し、丹羽篠山市の魅力にどっぷり浸かってきました。

サブタイトルにもあるように、今回のツアーではそこに暮らす方やツアー参加者、地元案内人の方々と出会い、様々なお話を伺い、そしてつながりを持つことができ、通常の観光では味わうことのできない貴重な経験を得ることができたので、少しでも共有できればと思います。

■ツアーの概要

5日間のツアーには、事業者訪問や地域の仕事体験、農業体験、里山保全活動の見学、料理体験など多くのプログラムが用意されており、非常に充実していました。
都心部からの参加だったため、せっかくなら農村滞在プランをと思い選択しましたが、もう一つの城下町滞在プランを選択すると陶芸体験が用意されていたりと、どちらも魅力的な内容でした。

■城下町の風景

篠山城のある城下町地域は歴史を感じることのできる風景であり、地域内にある歴史施設では、自分ではなかなか知ることのできない丹羽篠山市の歴史や文化について説明を聞くことができました。

城下町の河原町妻入商家群

■地域の仕事体験:篠山チルドレンズミュージアム

仕事体験として、農村部にある篠山チルドレンズミュージアムに行きました。他にはクラフトビール醸造所や廃校を活用した施設での就業体験があったようです。
ここは以前小学校だった場所をミュージアムとして活用しており、各教室には手作りの展示品やおもちゃがあり、大人でも非常に楽しめる場所でした。
気になる仕事内容ですが、当日施設には保育園の団体客が来て万華鏡作りを行うため、施設のスタッフとしてサポートするといったものでした。(いつの間にか子供たちと一緒に落ち葉や花びら拾いを楽しんでいました)

里山の風景の中にある、篠山チルドレンズミュージアム

ある教室の黒板には各年代の出来事や流行したものが描かれており、その下の引き出しにはその年代に流行ったおもちゃが敷き詰められており、懐かしかったです。

廃校をいかした施設ならではの工夫がいっぱい!

■事業者訪問

移住し丹波篠山で事業を行っている方を訪問し、移住の経緯やお仕事の内容を伺うプログラムです。今回はカフェや時計工房、革工房、粽屋(古本も売っている)など多種多様にわたる方から経験談を伺うことができました。

もともと芝居小屋だった場所を活用したカフェには舞台の名残もあり、オーナーこだわりの美味しいコーヒーを頂くことができます。

芝居小屋を改装した、マグナム・コーヒーさんの店内

廃校の教室に革工房を置き、今年お店をオープンしたそうです。機材がたくさん設置されていましたが、教室ということもありとても温かみのある雰囲気でした。

廃校の教室を利用した革の工房、レノフさん

■農業体験

移住して農業を始めた方々にお世話になり、玉ねぎの苗を植えたり、トラクターに乗ったり、草刈り体験を行いました。久しぶりに土に触れることができ楽しかった一方、野菜やお米のありがたみを改めて感じる貴重な機会となりました。

玉ねぎの植え付け

トラクターの操作は想像以上に複雑で、真っ直ぐ進むことに必死でした。

トラクターの操作体験!

■里山保全活動の見学

Uターンして農業を継いだ方より農業そして里山の現状や課題、現在取り組んでいる事業について話を伺いました。里山について、これまで人間の手を加えることは良くないと思っていましたが、定期的な伐採や獣害対策などが必要であることを学び、とても勉強になりました。

吉良農園さん

■そのほかに

今回泊まらせていただいた宿は、1,2泊目がうめたんFUJIさん、3,4泊目がやまぼうしさんでした。どちらも古民家をリノベーションしており、古き良き趣を感じながらも快適に過ごすことができました。また宿の方々もフレンドリーに接してくださり、たくさんお話できたので、一人で宿泊しても寂しくなかったです。(写真はやまぼうしさんです)

古民家ゲストハウスのやまぼうし

民宿のうめたんFUJIさんで開催された懇親会では猪鍋を頂きながら、デカンショ節の踊り方を教わりました。地元案内人やツアーに参加されている方々ともお話しする機会があって良かったです。

デカンショ節!

ツアー4日目の早朝には高城山に登り、丹波霧は見えなかったものの、綺麗な日の出を見ることができました。秋から冬にかけて、朝非常に冷え込むと丹波霧の雲海が見られるそうなので、ぜひ再チャレンジしたいです。

高城山から望む朝日

■さいごに

ツアー5日間を通じてなかなか知ることのできない丹波篠山市の魅力を体感することができ、そしてこれからの自分の暮らし方について考える良い機会となりました。ぜひまた丹波篠山市に足を運びたいと思います。ツアーで関わった皆様、ありがとうございました!

最後の写真は、畑一面が黄金色かつ山の紅葉が綺麗な農村部で、お気に入りの一枚です。

美しい里山の風景