地域を創る人たち

藤原 岳史 さん 株式会社NOTE代表取締役

東京・海外でのIT企業でキャリアを積み、故郷である丹波篠山にUターン。 古民家再生などを主な事業とした一般社団法人ノオトの立上げにかかわる。 2015年10月には日本初の取り組みとして、国家戦略特区を活用し篠山市に残る複数の古民家を改装した宿泊施設「篠山城下町ホテルNIPPONIA」を開業。 古民家再生による地域創生を目指す日本のトップランナーのひとり。

泥臭く続ける。地域の暮らしと文化を繋ぐため
旅人を癒やしつつ地域と住む人を健やかにするNIPPONIAの取り組み
(日経BP・ヘルスツーリズム最前線 ――新市場創出につながるか)

古い日本家屋を人気ホテルに。リソースをデジタルで繋いで地方を活性化
(Agenda note 関西発・地方創生とマーケティング #31

加古 勝己 さん 陶芸家

京都市泉湧寺界隈の窯元に生まれ、幼少の頃より陶芸に親しみ、「ものをつくる」ことが当たり前の環境で育つ。いつしか素材としての「土」を意識し、焼くという行為を経て別の形になることに心を動かされ、1988年より作品制作を始める。粉引、灰赫陶、灰釉、氷肌釉、白磁など、幅広い作風で作陶し、自身の手で窯も作る。丹波篠山市の東部の農村地、村雲地区に工房を構え、丹波篠山に移り住む作家達と交流をしながら、窯業地や伝統のカテゴリーに捉われない「やきもの」に自己を反映しながら歩み続けている。
2021年、世界規模で活動する財団‘Asia Society’主催・第1回日本伝統工芸再生コンテストJapanCraft21を受賞。

▪陶芸、木工、ガラス、染色、革工芸、彫金、竹工芸など丹波篠山に集う数多くのものづくり作家たちをつなぐ地域づくりの活動として、「丹波篠山クラフトヴィレッジ」を主催。作り手と使い手が出会い、つながり、工芸をもっと身近に感じていただくために取組んでいる。

吉良 佳晃 さん 吉良農園 代表

丹波篠山市の古市(ふるいち)地区にて、家族で農業を経営。約1haの農場で年間50品種ほどの野菜やハーブ等を栽培。野菜に対する独特の価値観で、新たな商品を提案し続け、レストランのシェフ等と関係を築いている。大学卒業後、化学メーカーにて製品技術開発に携わり、家業を継ぐために丹波篠山にUターン継業。生きものとの共生をベースにした農園を目指す。農業は農作物の生産・販売だけで成り立っているわけではなく、周囲の自然環境への適切なはたらきかけや協働を土台としている。今その見えにくい基礎の部分が揺らいでいるなか、「100年後も続く里山モデル」を確立することをテーマに、里山資源を利用して新たな循環を創る「ミチのムコウ」プロジェクト(100人ではぐくむ「名前はまだ無い日本酒」)や(「丹波畦師~たんばAZESHI~」)にも取り組んでいる。

【丹波新聞】里地里山の課題 解決を目指す農家 吉良佳晃さん
【神戸新聞】I、Uターンの有志6人、地域活性化へ立ち上がる まずは酒米作りで京阪神の住民と交流へ 丹波篠山
【丹波篠山ゆらゆら散歩】ゆらゆら散歩丹波篠山インタビュー記事

安達 鷹矢 さん 株式会社Local PR Plan代表取締役

株式会社楽天を退職後、2011年に丹波篠山市に移住、NOTEで勤務。その後フリーで福住地域のPR、移住相談、WEBを中心としたコンサル業等に従事。学生や会社員の頃に身に付けたPR、マーケティング、ECコンサルティング、編集や執筆などのスキルを活かし、地域コーディネーターとして「おもろい地域」創りに活躍している。かつて江戸時代に参勤交代の宿場町だった町・福住にて「ITとクラフトアートで外貨を稼げる田舎まち」を掲げ、地域コーディネートに取り組む。既に人口約1000人の町で20組以上の移住者が開業し、クラシックで創造的な職人が集まる宿場町を目指して活動中。 

「おもろい」ことや人を繋いで過疎化した地域の魅力を復活させる
(日本を変える創生する未来「人」その22  ローカルPRプランナー安達鷹矢氏

起業家を直撃 素朴な宿お手本に地域の魅力発掘 目標は「世界有数のおしゃれな田舎町」
(夕刊フジ)

「地方に移住して起業」もキャリアの選択肢に?実践者に聞いてみた
(みずほ銀行WEB「未来想像WEBマガジン」)